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5月8日(土)に当社の社員4名が岡山県某所でおこなわれた『岡山自然を守る会』主催の干潟生物調査に参加させていただきました。
調査地はヨシ原が残る河口干潟です。こういった環境はかつていたるところに見られました。しかし、その多くが埋め立てられたり護岸工事などがなされ、現在ではかなり貴重な環境となってしまいました。貴重な環境には、きっと貴重な生物もまだ生息しているに違いありません。
最初は、みんなで思い思いに干潟生物を探してみました。少し歩き始めるとヨシが繁茂する土の上に「フトヘナタリ」という頭の先が欠けた殻高3cm程度の巻貝がゴロゴロ生息していました。また、甲の幅が3cm以上あるカニの仲間が私たちにびっくりして逃げ回っていました。捕まえてみてみると、その名の通り「ヨシ」の別称である「アシ」を名前に関した「アシハラガニ」というカニでした。まだまだ、いろいろ生息していたのですが、この続きは後日のお楽しみということで・・・
続いて、50cm×50cmの方形枠(コドラート)を用意して、ゴミだらけの干潟上に置いてその中の生物とゴミを採集しました。実はこういったゴミは生物の住み家として利用されていることがあります。みなさんが清掃活動などをされる際には、そういったゴミの中でけなげに生息している生物にもお気遣いいただければと思います。
ということで、ゴミと干潟生物の関わりを楽しく勉強し、帰路につきました。フトヘナタリ アシハラガニ コドラート調査の様子 干潟を後にする面々 | ||