期限表示(賞味期限,消費期限)は、消費者が食品を購入するうえで最も気にする表示の1つです。
昨今、期限表示が守られていない事例が後を絶ちません。
期限表示は、根拠のあるデータを基に表示し、消費者が安心して食品を購入できるものであることが求められています。
分類 | 定義 | 対象の食品 |
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消費期限 | 定められた方法により保存した場合において、腐敗、変敗その他の品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなるおそれがないと認められる期限を示す年月日をいう。 | 製造日を含めて概ね5日以内で品質が急速に劣化する食品 |
賞味期限 | 定められた方法により保存した場合において、期待されるすべての品質の保持が十分に可能であると認められる期限を示す年月日をいう。ただし、当該期限を超えた場合であっても、これらの品質が保持されていることがあるものとする。 | 品質の劣化が比較的緩やかな食品 |
消費期限を表示しようとする腐敗、劣化 しやすい食品(惣菜など) |
賞味期限を表示しようとする比較的品質 の保持が長期可能な食品 |
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保存温度 | 10℃ | 25℃ |
試験回数 | 保存開始時、保存3日、5日後、7日後 | 保存開始時、保存1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後 |
試験項目※ | 大腸菌群,黄色ブドウ球菌,一般生菌数などの微生物検査 酸価、過酸化物価などの理化学検査 官能試験(外観,におい) |
※保存試験を実施する際は、食品の種類や目的に応じた試験項目・試験回数の設定が必要です。
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