株式会社日本総合科学

環境測定分析、環境調査、生物調査、食品検査、遺伝子解析等

測定・分析サービス

Measurement Chemical Analysis

マスクフィットテスト

事業者は下記の場合、労働者に有効な呼吸用保護具を着用させなければなりません。
①屋内作業場で継続して金属アーク溶接等作業に労働者を従事させるとき
②作業環境測定の結果、第3管理区分に区分された事業場で、作業環境の改善が困難と判断された場合、呼吸用保護具によるばく露対策を行うとき。

また、事業者は、面体を有する呼吸用保護具を使用させる場合は、1年以内ごとに1回、定期に、当該呼吸用保護具が適切に装着されていることを厚生労働大臣の定める方法(マスクフィットテスト)により確認し、その結果を記録し、これを3年間保存しなければなりません。

マスクフィットテストとは

  • (1)マスクフィットテストとは、着用者に対して呼吸用保護具のサイズ、形状、装着状態が適切であるかを確認するため、マスクと顔の密着性を評価します。
  • (2)マスクフィットテストは、JIS T 8150(呼吸用保護具の選択、使用及び保守管理方法)に定める方法又はこれと同等の方法により、呼吸用保護具の外側、内側それぞれの測定対象物質の濃度を測定し、以下の計算式により「フィットファクタ」を求めます。

  • (3)「フィットファクタ」が、以下の「要求フィットファクタ」を上回っているかどうかを確認します。

    呼吸用保護具の種類 要求フィットファクタ
    全面形面体を有するもの 500
    半面形面体を有するもの 100

測定機器の紹介

  • (1)当社では、日本カノマックス株式会社製「マスクフィットテスター AccuFIT9000PRO」を導入しております。
  • (2)同機は「定量的フィットテスト」に対応しており、全面形面体、半面形面体、使い捨て式防じんマスクのいずれの呼吸用保護具でも試験が可能です。
  • (3)また、同機は「凝集粒子カウンタ(CPC)」を採用しており、標準定量的フィットテスト(7動作、テスト時間:7分以上)の他、短縮定量フィットテスト(4動作、テスト時間:約2分30秒)に対応しております。

当社のマスクフィットテストの流れ

(1)事前

ご依頼後、当社担当と打ち合わせ

  • ・試験場所、日時
  • ・受験者の情報(人数、氏名 等)
  • ・ご使用の呼吸用保護具の情報 等

(2)試験当日

受験者に試験内容の説明後、試験実施

■短縮法の場合
  • (1)前屈(50秒)
  • (2)その場駆け足(30秒)←半面形及び全面形面体の場合
    発声(30秒)←使い捨て式防じんマスクの場合
  • (3)頭を左右に回す(30秒)
  • (4)頭を上下に動かす(30秒)

(3)合否の判定

不合格の場合

マスクの装着状態・サイズ等確認後、再試験
3回目以降は追加料金が発生いたします。

(4)合格の場合

合格書の発行

※試験に使用する呼吸用保護具及びアダプターはお客様にてご準備ください。

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