「悪臭」とは、人が感じる「いやなにおい」、「不快なにおい」の総称です。一般的に、「いいにおい」と思われても、個人差や嗜好性による影響や強度、頻度、時間によっては「悪臭」として感じられることがあります。
昭和46年に悪臭防止法が制定され、測定可能な悪臭物質を定め、その規制基準で被害を評価する手法が採られました。しかし、複数または対象外の物質による複合臭気では原因物質が特定できないことも多く、都市への人口集中にともなう都市型、生活型と表現されるタイプの臭気苦情への対応には限界があり、平成8年の改正では嗅覚測定法による臭気指数の規制が導入されました。
特定悪臭物質とは、アンモニア、メチルメルカプタンその他の不快なにおいの原因となり、生活環境を損なうおそれのある物質であり、現在以下の22物質が特定悪臭物質として指定されています。
臭気指数とは、人間の嗅覚でその臭気を感じられなくなるまで気体または水を希釈したときの希釈倍数の値の対数に、10を乗じた値のことをいいます。
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