生物餌料(ワムシ・アルテミア)中の
脂肪酸組成分析のご案内

養殖魚の餌となる生物餌料(ワムシ・アルテミア)中の
脂肪酸を分析することにより
適正な栄養管理を行うことが期待されます。


 生物餌料(ワムシ・アルテミア)は、魚類種苗生産の餌として使用されます。

 形態形成を行う仔魚の時期に、必須脂肪酸であるDHAやEPAを多く含むワムシ等を、餌として与えることにより生産率の向上や、形態異常の発生を抑制できることが近年の研究で分かってきました。

Fatty Acid(脂肪酸)
 脂肪酸は食品中に含まれる脂質の主な成分です。脂肪酸は、その構造によって飽和脂肪酸 一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸に分けられます。
 脂肪酸にはDHAやEPAが含まれており、脂肪酸組成を測定することにより、DHAやEPAの含有量を知ることができます。

分析方法 : 溶媒抽出 - GC/FID法


脂肪酸組成分析の概要


機器分析

 

脂肪酸のクロマトグラム


 溶媒抽出-メチルエステル化-GC/FID内標準法では、試料をクロロホルム/メタノール(2:1)で総脂質を抽出、内標準としてC19:0を添加後メチルエステル化し、GC/FIDにて分析を行うことにより、試料中の総脂質に含まれる脂肪酸の組成を知ることが出来ます。


 日々の業務で蓄積したノウハウを駆使し、正確・迅速に脂肪酸分析を行います。
 生物餌料中の脂肪酸組成分析のご要望は当社で承ります。



Jun.2011 [11KB0001]