自然を後世に伝える
今ある自然をできるだけ損なうことなく次の世代に残していくことは現代人の義務です。かつて、子供時代の遊び相手だった生物がいつの間にか見られなくなるなど、環境の急激な変化に危機感を持っておられる方も多いと思います。
近所の川や海岸、里山など身近なところを調べてみると、かつて一緒に遊んだ生物が生き残っているかもしれません。
●観察会を開いて子供たちと生物を探したり、生物の名前を調べたりすることが難しい。
●観察会での記録の残し方・伝え方がわからない、人材が育たない。
このようなお悩みをお持ちではありませんか。
当社の、生物調査に精通したスタッフがみなさんと一緒になって観察会の計画・実施、地域の自然を伝え記録していくお手伝いをします。
1.干潟の生態系編
鳥類、魚類、甲殻類、貝類が主な観察対象です。
●ハクセンシオマネキ(環境省:絶滅危惧Ⅱ類) |
●トビハゼ(環境省:準絶滅危惧) |
●ウミニナ(環境省:準絶滅危惧) |
2.河川・水田の生態系編
爬虫類、両生類、魚類、底生動物、植物が主な観察対象です。
●シロヒレタビラ(環境省:絶滅危惧ⅠB類) |
●ナゴヤダルマガエル(環境省:絶滅危惧ⅠB類) |
●グンバイトンボ(環境省:準絶滅危惧) |
3.里山の生態系編
哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類、植物が主な観察対象です。
●ホンドテン |
●ハイタカ(環境省:準絶滅危惧) |
●カタクリ |
観察会の流れについて
①生態系の機能などの地域の自然の概要を説明。
②生息する生物の観察。参加者の皆さんと一緒に生物を探して、名前を調べたあと簡単に生態の解説を行い、その地域の自然を総括。
③観察会後、スケッチ、確認種のリスト、生物マップの作成。生物への理解を深めます。
作成した確認種のリストや生物マップは、後世に残すべき地域の貴重な記録です。単に観察会でその場が楽しめましたということで終わらせるのではなく、その結果を整理し博物館や地元同好会などの会報へ投稿したり、成果や報告を製本したり、ホームページにのせたりして印刷物や電子媒体として記録を残し、他の人や後世の人に伝えていくことをお勧めします。それを通じて、地域の自然を教育し記録できる人材、自然を保全していくことのできる人材の育成を目指します。
お客様のメリットなど
● 身近な生物を体感し学習できる。
● 地域の自然の保全に一役買うことができる。
技術を習得した人材が地域内で育成されれば将来的にはコスト削減につながります。
貴重な種が確認された場合は、その種の保全活動などを通して、地域の交流や活性化につながります。
ご予算概要
派遣する人数、企画立案・参加者の募集・宣伝や会誌等への投稿や製本作業等の組み合わせによって異なります。
その都度、ご相談に応じさせていただきます。ご気軽にご連絡下さい。
ご予算に余裕がない場合は、観察会における同定補助など部分的なサポートも可能です。
●確認種リストの一例 |
●生物マップの一例 |