トランス脂肪酸分析のご案内


 トランス脂肪酸は、多量に摂取を続けると虚血性心疾患のリスクを高めることが、欧米諸国の研究により報告されています。諸外国(デンマーク・カナダ・シンガポール・米国・韓国・台湾・香港)では、トランス脂肪酸の含有量の規制または加工食品への表示が義務付けられています。
 現在、国内においても消費者庁において表示の制度化について検討されており、弊社での分析検査をご案内いたします。


トランス脂肪酸とは

 トランス脂肪酸は、マーガリンやショートニングなど加工油脂やこれらを原料として製造される食品、乳、乳製品、反すう動物の肉や精製植物油などに含まれる脂肪酸の一種です。


トランス脂肪酸の生成

 トランス脂肪酸の生成については、下記の4つの過程があります。
  ①植物油等の加工に際し、水素添加の過程において生成
  ②植物油等の精製に際し、脱臭の過程において生成
  ③油を高温で加熱する調理過程において生成
  ④自然界において、反すう動物(牛など)の胃内でバクテリアの働きにより生成


トランス脂肪酸の健康影響

 トランス脂肪酸の作用は、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させ、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減少させる働きがあるといわれています。また、多量に摂取を続けた場合、動脈硬化などによる虚血性心疾患のリスクを高めるとの報告があります。


各種食品衛生業務のご案内
原料、製品等各種検査 検査目的
■細菌検査 【法律の遵守・安全管理のため】
■保存検査 【賞味期限設定のため】
■栄養成分検査 【製品への成分表示のため】
■添加物検査 【法律の遵守・表示のため】
■有害成分検査 【法律の遵守・安全管理のため】
■容器等の規格検査 【法律の遵守・表示のため】
■異物検査 【クレーム対応・安全管理のため】
■検便 【安全管理のため】
■使用水・飲料水 【法律の遵守・安全管理のため】

施設の衛生検査 検査目的
■拭き取り検査 【衛生管理・安全管理のため】
■衛生点検 【衛生管理・衛生意識向上のため】
■落下細菌検査 【衛生管理のため】
■空中浮遊菌検査 【衛生管理のため】

食品衛生コンサルティング
■原材料から加工工程、製品流通までの衛生管理指導
■従事者への衛生指導(拭き取り検査時の現場指導等)
■会議指導(責任者に対する指導や情報の提供)
■衛生講習(パートや新入社員などへの一般衛生指導)
■HACCPシステム構築の支援業務
■その他食品衛生に関するコンサルティング業務

利用価値
■納品先や行政機関へ提出する商品企画書の根拠となるデーター取りに活用できます
■PL法(製造物責任法)対策実証資料に活用できます
■クレームや商品の問い合わせに対する説明資料として活用できます
■検査結果の解析により、製品の品質保持の基礎資料として活用できます
■施設、設備や従事者の衛生、安全管理のための検査による確認に活用できます
■現状把握と従業員の意識向上に活用できます
■従業員の衛生意識統一、向上
■食品衛生知識の習得
■衛生管理レベルの向上
■対外的な信頼度の向上
■的確な情報をタイムリーに収集


Apr.2010 [10SY0002]