絶縁油中のPCB分析のご案内
1989年以前に製造の電気絶縁油を使用した電気機器は、微量PCB混入の可能性があり、微量PCBを含む可能性のある変圧器(トランス)等重電機器を廃棄する場合は、PCBを含有しないことを確認する必要があります。(環廃産発第040217005号)
PCB廃棄物の所有者には、保管状況等を届け出なければならない他、2016年7月までに適正に処分しなければなりません。(ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法)
現在使用中の電気機器も含め、絶縁油中のPCB含有分析の早期実施をお勧めいたします。
PCB廃棄物の所有者には、保管状況等を届け出なければならない他、2016年7月までに適正に処分しなければなりません。(ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法)
現在使用中の電気機器も含め、絶縁油中のPCB含有分析の早期実施をお勧めいたします。
使用された機器と用途 | |
用途 | 使用例・使用場所 |
高圧トランス | 変圧器・発電所、工場・ビルの受電設備、鉄道車両等 |
高圧コンデンサ | 送配電線等 |
低圧トランス | 家電製品の部品等 |
低圧コンデンサ | 家電製品の部品等 |
柱上トランス | 配電用 |
PCB( polychlorinated biphenyl )とは
ポリ塩化ビフェニル化合物の総称としてPCBと呼ばれています。その分子に保有する塩素の数や結合位置の違いにより理論的に209種類の異性体が存在し、中でもコプラナーPCB(コプラナーとは、共平面構造の意味)と呼ばれるPCBの毒性は極めて強く、ダイオキシン類として総称されるものの一つとされています。
PCB廃棄物の基準等 | ||
絶縁油中のPCB濃度が0.5mg/kgを超える場合はPCB廃棄物として取り扱う。 (環廃産発第040217005号) |
PCB分析方法 | ||
① 絶縁油中のPCB混入確認のための分析方法 | ||
・日本電気協会分析方法規定 | JEAC 1201-1991 (GC-ECD法) | |
・定量下限 | 0.1mg/kg | |
② 処理済PCBの含有確認分析 | ||
・平成4年 厚生省告示第192号 | (GC-HRMS法) | |
・定量下限 | 要相談による | |
※お客様のご要望により、各種分析方法にて対応いたします。 ※サンプル採取キット及び、採取手順書を送付いたします。 |
自社ラボ室内分析
正確・迅速にお客様のご要望に対応致します。
GC-ECD分析装置 | GC-HRMS分析装置 |
当社では、最先端の分析技術にて、正確・迅速にPCB等各種分析を承ります。
Jul.2007 [07KB0002]