JISA 1481対応 アスベスト(石綿)分析のご案内


 昨今、社会問題化しているアスベスト(石綿)は、日本においてはそのほとんどがビルや工場等の建築物の建材として使用されていました。それらは主に耐火被覆材等としての吹付け材や、屋根材,壁材,天井材等に使用するために板状に成形されたスレートボード等が可能性として挙げられます。特に吹付けアスベストが露出して使用されている場合、劣化等によりその繊維が飛散するおそれがあります。建材にアスベストが使用されているかどうかは、その建築物の竣工年によりおおよその見当がつきますが、分析を行うことでより明確になります。
 この度当社では新基準(0.1%)に対応した分析体制を整え、短納期で対応できるようになりました。アスベスト分析についてのお客様のご要望に、これまで以上にお応えできるようになりましたことをあらためてご案内申し上げますとともに、今後とも格別のお引き立てを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


エックス線回折装置による分析 位相差顕微鏡による分析
X'Pert PRO
(Spectris plc group PANalytical製)
ECLIPSE80i(Nikon製)

アスベスト調査の流れ
建築時の工事業者や建築士等への使用有無の確認
現場目視による調査または分析調査
※吹付け材・壁材等の建材についてはサンプリング済み試料の分析調査より承ります。当社で試料採取を行う場合は、分析費用の他に別途サンプリング費用が発生します。
分析調査を行う場合
■吹付け材,保温材等の柔らかい材料 ■板状で比較的硬い材料 ■空気(大気中)
①アスベストを扱っている作業環境の測定
②一般の室内の環境測定(一般の戸建てや店内等)
③工事・解体現場の敷地境界やその他の屋外 ・現地確認後、採取実施。
必要量:10cm3程度/か所で3か所から試料を採取し,1検体とします。注1) 必要量:100cm2/か所で3か所から試料を採取し,1検体とします。注1)
↓  ・位相差顕微鏡観察  ↓
 ・エックス線回折分析

・現地確認後、採取実施。

アスベスト定性分析
  アスベストの有無を検査
注1)採取した試料は別々にプラスチック容器か透明なビニール袋に入れて密閉し、さらにそれをビニール袋で包んで密閉し、二重包装にします。
アスベスト有り↓ ・エックス線回折分析 ↓アスベスト有り
アスベスト定量分析
  確認されたアスベストの定量的な含有率を検査

アスベスト分析内容
分析対象 分析方法
アスベスト定性分析
アスベスト定量分析
全ての建材 JISA 1481
位相差顕微鏡+X線回折装置
X線回折装置
   
42,000円
52,500円
(金額には消費税が含まれます)

Sep.2006 [06ET0012]