カンムリカイツブリは、カイツブリの仲間の中では体が50cm程度と一般的なカモ並に大きいことが特徴です。ただし、嘴は先が鋭くカモのように先が丸みをおびていません。これは頻繁に潜水して魚などを採餌するのに適応しているといわれています。さらに目は赤色です。まれに西日本でも越夏することがありますが、多くは冬鳥です。越冬しているときは頭部から体の上面にかけては灰色で、喉から下腹部にかけては白色と地味な色彩ではありますが、春が近づくと顔の後方に黒と褐色の飾り羽がでてきて派手な装いになります。

2010年2月1日